【5月25日 CGTN Japanese】長江流域全域はこのほど、増水期に入りました。水文モニタリングデータによりますと、長江中下流域の本流および洞庭湖、鄱陽湖コントロールステーションの水位は急速に上昇していることが分かりました。鄱陽湖星子水文ステーションの水位は23日8時の時点で17.44メートルまで上昇し、警戒水位の19メートルまで、残りわずか1.56メートルです。

 鄱陽湖湖沼エリアの水体面積は今年、初めて3000平方キロメートルを突破し、3450平方キロメートルに達しました。江西省(Jiangxi)の一部の地区では降雨量が300ミリを超え、贛江とその支流の水位が上昇したため、一部のダムでは治水圧力を緩和するため放水作業が進められています。

 長江洪水干ばつ防止総指揮部はこのほど、長江流域の今年の水文気象状況は例年と違い、豪雨による地域的かつ段階的な洪水被害発生の可能性は高いと予測しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News