【5月25日 CGTN Japanese】中国のシンクタンクである中国国際経済交流センター(CCIEE)と日本の国際協力機構(JICA)中国事務所が24日に北京で、高齢化への対応に関する協力覚書に調印しました。

 この覚書は双方が高齢化社会の医療と介護分野における協力を主な内容としています。調印式で中国側の張大衛(Zhang Dawei)副理事長は、「これを契機に、JICA中国事務所と日本大使館からの支持を受けながら中国の高齢化分野における関連の協力を深めていきたい」と述べました。

 一方、日本大使館の志水史雄特命全権公使は「覚書の締結によって、日本の知見の共有が促進され、日本の経験や技術が、今後中国が迎える高齢化社会において貢献できることを期待している。同時に、中国の今後の経験が日本にも共有され、共に高齢化社会の問題に取り組んでいくことが期待される」と語りました。

 JICA中国事務所の佐々木美穂所長は、「今回締結する覚書に基づき、両国の連携促進や高齢化という課題に対するさらなる研究、発展の一助にしていきたい」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News