【5月25日 People’s Daily】中国は非常にエネルギーの低炭素化を重視しており、エネルギーの消費・供給・技術・体制の改革を積極的に推し進めている。「第14次5か年計画」と2025年までの目標綱要では、エネルギー革命を推進し、クリーンかつ低炭素、安全かつ効率的なエネルギーシステムを建設し、エネルギー供給の保障能力を向上させようとしている。

 今年3月、中国江蘇省(Jiangsu)無錫市(Wuxi)の太湖流域で初の電動作業船「太湖電動001号」が進水した。リチウム電池には電気自動車5台分の電気を貯めておくことができ、簡単に試算すると、太湖流域で使われている1000艘(そう)の舟を全て電気化すると、毎年の二酸化炭素排出量を7万5000トン減らすことができ、これは2万7000台の自家用車が排出する二酸化炭素に匹敵する量である。「以前、化石燃料で動く舟が航行すると、水上にも油がまき散らされて、岸辺でも油の悪臭がしました。今は電動作業船になったので、馬力も大きくなって速度も上がり、でも何の汚染もありません」と、作業船の操縦員である李鳳磊(Li Fenglei)さんは語った。

 今年から、中国では非化石エネルギーが急速に発展し、電力生産は同期比で見ても非常に伸びている。2019年の同時期を基準に見ると、今年の第1四半期における風力発電・太陽光発電・原子力発電の発電量はこの2年間を別々に分けた平均でそれぞれ17.6%、12.5%、9.6%伸びており、平均増加率は39.9%となる。非化石エネルギー投資の電気産業投資における比重は91%に達した。

「ホールでもキッチンでも石炭もガスも使わなくなり、電磁調理器に変えてからはすす汚れも減りましたし、安全になりました。光熱コストも半分に節約できています」と、四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)の火鍋店店長の頼勇(Lai Yong)さんは満足げに語った。これまでに、成都市の「電気火鍋店」は1万店舗を超え、市内全域の火鍋店の70%を占める。見積もりによれば、新エネルギーに置き換わった電気の量は8億3700万キロワットに迫り、これは二酸化炭素排出量71万トンあまりの減少に当たる。同市ではクリーンエネルギー化と低炭素化が着々と進んでいると言えよう。

 広東省(Guangdong)は、エネルギー利用予算管理制度やエネルギー消費の大きい項目への制限に関するレポートを提出し、海南省(Hainan)はクリーンエネルギー自動車の普及に関する成果報告を出している。陝西省(Shaanxi)は新エネルギー普及のための自動車・建築材・エコ家電・効率の高い照明などの成果物を出している。中国各地で積極的な措置が採用され、重点的な産業において電力の置き換えが進められ、全面的にエネルギーの利用効率が引き上げられることが、エネルギー革命のスムーズな推進を支えるのである。(c)People’s Daily/AFPBB News