【5月24日 AFP】日本政府が東京と大阪に設置した大規模ワクチン接種センターで24日、新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。東京五輪開幕まで2か月を切り、流行の第4波が続く中、自衛隊が運営する国内初の大規模会場の開設で接種ペースの加速を図る。

 東京会場では1日に最大1万人、大阪では5000人に接種を行うとしている。当初は東京23区と大阪市に住む高齢者が接種対象となる。

 人口1億2500万人の日本で、ワクチン接種完了率はわずか2%にとどまっている。一方、米国では国民の約40%が、フランスでも15%がワクチン接種を完了した。

 関係閣僚は、五輪開催可否の判断に日本国内のワクチン接種状況は考慮されないと主張している。65歳未満の国民を対象とした接種の開始時期は、まだ公表されていない。(c)AFP