【5月24日 AFP】23日に決勝が行われた21F1第5戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2021)で、大会初優勝を果たしたレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が、「言葉よりも行動がものをいう」と、明らかにメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を意識したコメントを残した。

 フェルスタッペンは、ポールポジションを獲得していたフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)がリタイアしたため先頭でスタートすると、トップをしっかり守って優勝を飾った。

 これでハミルトンから年間トップの座も奪ったフェルスタッペンは「最初に言いたいのは、常に言葉よりも行動がものをいうということだ。それが今回のレースの良い教訓だと思う」とコメントした。

 ハミルトンはレース前、フェルスタッペンは「ひょっとしたら多くを証明しなければならないと感じているかもしれない」と話し、さらに「自分はもっと長期的な視野を持っている。これは短距離走ではなくマラソン。自分の成績があるのはそのメンタリティーがあるからだ」と語っていた。

 しかしフェルスタッペンはこれで今季2勝目を挙げ、ハミルトンを4ポイント上回り自身初の年間首位に立った。

 フェルスタッペンは「レーサーは走りで語らなくちゃならない。それがこのスポーツのすごく好きなところだ」と話している。(c)AFP