【5月24日 AFP】(更新)男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、第103回全米プロゴルフ選手権(2021 PGA Championship)は23日、米サウスカロライナ州キアワ島(Kiawah Island)のキアワアイランドリゾート(Kiawah Island Golf Resort、パー72)で最終日が行われ、50歳のフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)が通算6アンダーで優勝し、史上最年長でのメジャー制覇(通算6勝目)を果たした。

 強風のコンディションで年下のライバルが失速する中、見事なショットメーキングを見せたミケルソンは、最終日を1オーバー「73」でまとめて歴史に名を残した。1968年に48歳で全米プロを制したジュリアス・ボロス(Julius Boros)氏の記録を更新したミケルソンにとっては、2013年の全英オープン(The 142nd Open Championship)以来のメジャータイトルとなった。

 最終18番ホールをパーで締めた際には、グリーンに集結したギャラリーから「レフティー」コールを受けたミケルソンは、「ただただ信じられない気分だ」と話し、「自分は可能だと信じていたが、すべての状況が物語っていたのはそうではないということだった」と続けた。

「他の人の刺激になればうれしい。スキルを築くのは時間がかかるかもしれないが、それだけの価値があることだ」

 メジャー通算4勝のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)と南アフリカのルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen)が、2打差の2位タイに入った。

 パドレイグ・ハリントン(Padraig Harrington)、シェーン・ローリー(Shane Lowry)のアイルランド勢と、米国のハリー・ヒッグス(Harry Higgs)、イングランドのポール・ケーシー(Paul Casey)が4打差の4位タイに続いた。

 キャリアグランドスラムが懸かっていたジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)はスコアを二つ落とし、通算2オーバーの30位タイに終わった。第85回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2021)王者の松山英樹(Hideki Matsuyama)は最終日をイーブンパーでまとめ、同1オーバーの23位タイとなった。(c)AFP/Jim SLATER