【5月24日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは23日、第38節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)とチェルシー(Chelsea)が来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権を獲得し、レスター・シティ(Leicester City)は2季連続の5位に終わり涙をのんだ。

 すでにマンチェスター・シティ(Manchester City)のここ4年で3度目のリーグ制覇が決まり、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の2位も確定していたため、最終節の関心はどのチームがチャンピオンズリーグの残り二つの椅子をつかむのかに寄せられていた。

 3位チェルシーと5位レスターまで勝ち点差1の中に3チームがひしめく中、4位リバプールはサディオ・マネ(Sadio Mane)の2得点でクリスタルパレス(Crystal Palace)を下し、自力で4位以内を確定させた。

 1万人のファンに勝利を届けたリバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は英BBCに対し、「傑出していた。夢に描いていた中で最高の結果だ。この気持ち、この試合、この雰囲気を求めていた」と喜んだ。

「3位でシーズンをフィニッシュできたのは信じられない。選手のおかげだ。最後の数週間はどうやってうまくいったのか。信じ難い」

 片やチェルシーはアストン・ビラ(Aston Villa)に1-2で敗れたが、レスターがホームのキングパワー・スタジアム(King Power Stadium)でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に2-4で敗北したため命拾いし、4位でフィニッシュした。

 チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、チャンピオンズリーグ出場権獲得は「幸運」だったと認めた。

「十分にチャンスをつくったが得点することができず、つまらないゴールを二つ喫して最後は負けた。(チャンピオンズリーグ不出場を)免れたのできょうはラッキーだった」

 ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2021-22)に回ることとなったフォクシーズ(Foxes、レスターの愛称)は、昨季も最終節でユナイテッドに敗れてトップ4フィニッシュを逃していた。

 ウェストハム(West Ham)はサウサンプトン(Southampton FC)に3-0で勝利し、6位でヨーロッパリーグ出場を決めた。また、トッテナムは7位に終わり、新設されるヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League 2021-22)のプレーオフに回ることとなった。

 トッテナムのハリー・ケイン(Harry Kane)は最終節でリバプールのモハメド・サラー(Mohamed Salah)を一つ上回る今季23点目をマークし、自身3度目の得点王に輝いた。(c)AFP/John WEAVER