【5月23日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のスター選手レブロン・ジェームズ(LeBron James)が、リーグの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策規定に違反していたことが分かった。しかし出場停止にはならないという。米メディアが22日に報じた。

 米スポーツチャンネルESPNの報道によると、ジェームズは19日のゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)戦の前に、ハリウッド俳優のマイケル・B・ジョーダン(Michael B. Jordan)と歌手のドレイク(Drake)とともに、自身が投資しているテキーラブランドのPRイベントに出席したという。

 招待者は、出席の条件として陰性証明の提示かワクチン接種が求められていたというが、参加自体がリーグの新型コロナ対策規定に対する違反だとみられている。NBAの広報はESPNに対して「皆で取り決めた規定に対する違反であり、他の同様の事例にならってチームとともに対処している」とコメントした。

 しかし、ウイルス拡散のリスクが高い深刻な違反ではないことから、出場停止処分は下されないという。NBAの規定では、選手には違反の重さによって警告や罰金、出場停止などの罰則が科される。

 23日から始まるプレーオフのフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)戦で、ジェームズにはチームを引っ張る役割が期待される。(c)AFP