【5月23日 AFP】20-21ドイツ・ブンデスリーガ1部は22日、第34節の試合が行われ、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)の41年ぶりとなる2部降格が決まった。

 ブレーメンは2-4でボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に敗戦。さらに試合前まで17位だったケルン(1. FC Cologne)が、すでに降格の決まっているシャルケ04(Schalke04)に1-0で勝利したため、ケルンに代わって自動降格圏に転落するという最悪のシナリオが現実のものになってしまった。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策が緩和されたため、クラブ職員を中心とした100人がこの試合を見守ったが、観客がショックに沈む中で、ほぼ静まり返ったスタジアムに試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

 前週に解任されたフロリアン・コーフェルト(Florian Kohfeldt)前監督に代わり、暫定指揮官に就任したトマス・シャーフ(Thomas Schaaf)監督は、スカイ・ドイツ(Sky Germany)に対して「今は言葉が出ない」と話し、「求めていた結果を手に入れることができなかった」と嘆いた。

「同点にする必要があったが、その大きなチャンスを逃してしまった。反撃したが遅すぎた」

 リーグ戦最後の10試合で勝ち点1しか獲得できず、その代償を支払うことになったブレーメンは、1979-80シーズン以来の降格となる。そのときは1シーズンでの復帰に成功した。

 一方のケルンは次週、ホームアンドアウェー方式の入れ替え戦にまわることになった。(c)AFP