【5月23日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、第103回全米プロゴルフ選手権(2021 PGA Championship)は22日、米サウスカロライナ州キアワ島(Kiawah Island)のキアワアイランドリゾート(Kiawah Island Golf Resort、パー72)で3日目が行われ、メジャー最年長優勝記録更新を目指す50歳のフィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)が、通算7アンダーで2位と1打差の単独首位に立った。

 強風の中一時はスコアを五つ伸ばしたものの後半に崩れたミケルソンは、最終18番では約1.5メートルのパーパットがカップの縁を回って入り、単独首位を守った。

 今大会で優勝すれば、ミケルソンは1968年に48歳で全米プロを制しているジュリアス・ボロス(Julius Boros)氏のメジャー最年長優勝記録を更新する。

 2016年を最後にメジャーではトップ10でフィニッシュできていないミケルソンは、10番までに五つのバーディーを記録して2位に5打差をつけたが、12番でボギー、13番でダブルボギーをたたいて失速した。

 3月にメスを入れた膝の痛みを抱えながらプレーするブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)は、パー5の16番でバーディーを奪いミケルソンに並んだが、18番でボギーをたたいて首位と1打差の2位につけた。

 2010年に全英オープン(The 139th Open Championship)を制しているルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen、南アフリカ)はイーブンパー「72」で通算5アンダーの3位につけ、4位は同4アンダーのケビン・ストリールマン(Kevin Streelman、米国)が、同3アンダーの5位タイにはブランデン・グレース(Branden Grace)とクリスティアン・ベゾイデンハウト(Christiaan Bezuidenhout)の南アフリカ勢が並んだ。

 昨年の全米オープン選手権(2020 US Open Championship)覇者ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)、2019年の全米オープン王者のゲーリー・ウッドランド(Gary Woodland、米国)、ホアキン・ニーマン(Joaquin Niemann、チリ)が通算2アンダーで7位タイに並んでいる。

 第85回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2021)王者の松山英樹(Hideki Matsuyama)は、11番と12番で連続ボギー、13番でダブルボギー、14番でボギーと後半に崩れ、4オーバー「76」でラウンドを終え、通算1オーバーの23位タイに後退した。(c)AFP/Jim SLATER