【5月22日 Xinhua News】中国上海税関はこのほど、同税関所属の上海浦東国際空港税関が速達便から象牙製品10点、計375グラムを押収したと発表した。

 上海市の某企業から速達便で「卑金属製バックル」1・8キログラムの輸入通関申告があった。税関が検査をすると、実際に入っていたのは象牙製と思われるネックレスやブレスレットなどのアクセサリーであると判明。上海市野生動植物鑑定センターによる鑑定の結果、重さ375グラムの象牙製品と確認された。

 上海税関密輸取締局は現在、正式に事件の調査を開始している。

 上海税関によると、ゾウはワシントン条約(CITES)の付属書1と2に掲載されている保護動物。中国は2017年12月31日までに象牙の加工と販売、象牙製品の商業取引を全面停止している。絶滅危惧種の輸出入管理部門が発行する野生動植物輸出入証書を合法的に持っている場合を除き、貿易や持ち込み、郵送による象牙などの絶滅危惧種とその製品を輸出入する行為は、全て違法となる。(c)Xinhua News/AFPBB News