【5月21日 AFP】南極大陸西部から巨大な氷塊が分離し、世界最大の氷山になった。欧州宇宙機関(ESA)が20日、発表した。

 氷山は全長約170キロ、幅25キロ、面積4320平方キロで、「A-76」と命名された。南極は気候変動の影響を非常に受けやすく、過去にも大きな氷塊の分離が相次いでいたが、専門家らは今回の事例について、自然の周期現象の一部のようだと述べている。

 米国立雪氷センター(USNIC)によると、氷山は今月13日にロンネ棚氷(Ronne Ice Shelf)から分離し始めて以降、科学者らが監視してきた。氷山は現在、ウェッデル海(Weddell Sea)に浮かんでいる。(c)AFP/Amélie BOTTOLLIER-DEPOIS, Kelly MACNAMARA