【5月20日 CGTN Japanese】インドネシア海軍の潜水艦「ナンガラ」が4月21日、バリ島沖で訓練任務の執行中に行方不明になりました。この潜水艦の引き揚げに協力するために、中国海軍の艦船2隻と中国科学院の科学調査船1隻からなる中国の艦隊が今月初めごろインドネシアの関連の海域に到着し、18日までに13回にわたって潜水観測を行いました。科学調査船「探索2号」に搭載した有人潜水艇「深海勇士」号が関連の海域で潜水して観測を行いました。これは「ナンガラ」の事故発生後、初めての有人による観測となります。

「探索2号」TS2-7の首席科学者を務める陳伝緒(Chen Chuanxu)氏によりますと、観測によって、沈没した「ナンガラ」の主要な残骸部品の正確な形態および位置がわかりました。また、「ナンガラ」の三つの主要部分の水中での状態や地形および沈没した際の衝撃で海底に穴ができたことが判明しました。同時に、もう一つの残骸部品が新たに見つかりました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News