【5月22日 CGTN Japanese】中国国家天文台の韓金林(Han Jinlin)研究員が率いる研究チームはこのほど、「中国の天眼」と呼ばれる500メートル口径球面電波望遠鏡(FAST)を利用して、新たに201個のパルサー(規則的に強い電磁波を放出する天体)を発見しました。この発見は5月20日付の中国国内発行の天文学国際誌「天文と天体物理学研究」に掲載されました。

 FASTとは、現在世界で最も感度の高い電波望遠鏡です。19本のビームLバンド受信機を搭載し、世界で最強のパルサー探知器となっています。同チームはFASTを利用して、1000個ほどの新たなパルサーを発見する目標を掲げています。同プロジェクトは2020年初頭に観測を開始し、今年3月時点ですでにパルサー201個を発見しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News