【5月20日 Xinhua News】中国香港ディズニーランド・リゾートが17日発表した2020年9月期決算は、売上高が前年比76%減の14億香港ドル(1香港ドル=約14円)だった。純損益は27億香港ドルの赤字で、赤字幅は約26倍に拡大した。赤字は6年連続となった。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、今期(19年10月~20年9月)の約6割を休園したことが響いた。来場者数は73%減の170万人。域外からの来場者が大幅に減った。1人当たり平均消費額は18%減、ホテル稼働率は59ポイント低い15%にとどまった。

 マイケル・モリアーティー最高経営責任者(CEO)は「社会全体が度重なる試練に直面したが、臨機応変に運営を調整し、全力で雇用を確保した」と説明。今後の運営については楽観的な見方を示し、香港ディズニーの復活が香港観光業の回復を助ける重要な要素になると語った。(c)Xinhua News/AFPBB News