【5月19日 Xinhua News】中国有人宇宙プロジェクト弁公室は18日、4月29日に打ち上げた宇宙ステーションのコアモジュール「天和(Tianhe)」がこのほど、軌道上でのテストと検証を終え、間もなく打ち上げられる宇宙貨物船「天舟2号」とのドッキング軌道に入ったと明らかにした。

 同モジュールは、天舟2号とのドッキング、宇宙飛行士の滞在、機械アームなどの機能テストと、宇宙空間応用プロジェクト設備の軌道上性能検査を終えた。各機能と運行状態に問題はなく、既に天舟2号とのドッキング軌道に入っている。今後もドッキングに向けた準備作業を続けるという。

「天和」の打ち上げと軌道投入が成功したことにより、中国の宇宙ステーション建設は全面展開を迎えている。16日には天舟2号を搭載した運搬ロケット長征7号遥3が打ち上げエリアに搬送された。(c)Xinhua News/AFPBB News