中国の出生性比下がる 国家統計局
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【5月19日 Xinhua News】中国国家統計局の付凌暉(Fu Linghui)報道官は17日、国務院新聞(報道)弁公室の記者会見で、全ての夫婦に子どもを2人まで持つことを認めるいわゆる「二人っ子」政策の実施と経済・社会の発展による意識の変化に伴い、中国の出生性比(出生児の男女比)が低下していると述べた。
昨年実施した第7回全国人口センサス(国勢調査)では111・3と、前回調査の2010年から6・8ポイント低下。性別構成比の改善が進んでいることが分かった。
人口性比(女性100人に対する男性の数)は105・07で、前回調査時に比べほぼ横ばい。男性の人口が女性を3千万人余り上回っている。結婚適齢期に当たる20~40歳では男性が女性より1752万人多い水準で、人口性比は108・9になる。
付氏は「男性が多く女性が少ないというのは、若い世代にとって現実的な問題」とした上で「恋愛関係や結婚に至るまでには年齢や生活地域、個人の人柄、教育水準、価値観、家庭背景など複数の要素が絡んでくる。年齢はその中の一つに過ぎず、現状の結婚問題については多角的に研究する必要がある」との見解を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News