【5月21日 CNS】ペットブームが続く中国。特に猫を飼う独身女性が増加しており、旅行や帰省の間、猫をペットショップに預ける人が増えている。メーデーの大型連休期間(5月1~5日)も多くのペットショップが満員となった。

 杭州市(Hangzhou)の繁華街にあるペットショップで4日午後、猫の飼い主が預かりサービスについて相談していた。店主は「預かり料は1日40元(約678円)。キャットフードと猫砂は持参してもらいます。猫は健康で予防接種を受けていることが条件です」と説明していた。飼い主が「猫は2匹いますが、同じ部屋に入れられますか?」と尋ねると、店主は「赤ちゃんなら大丈夫かもしれないが、大きい猫は無理ですねえ」。飼い主が「少し考えます」と言うと、店主は「空き部屋はあと2つだけなので、予約するなら急いだ方がいいですよ」と話していた。

 杭州市のショッピングセンター、国大城市広場の大型ペットショップでは、店内のほぼすべての預かりスペースに猫と犬がいることが、ガラス越しに見える。1つの部屋に2匹のペットがいることもある。

 店員によると、猫の預かり料金は1日200元(約3393円)で、飼い主がキャットフードを持参する必要がある。猫2匹を同じ部屋に預かることができ、2匹目の猫は半額で1日合計300元(約5090円)になる。決して安い料金ではないが、連休中は「満室」が続いた。

 ペットはなじみのない環境に不安を感じるもの。特に猫は環境の変化に敏感だ。そのため、飼い主が不在の間、自宅で代わりに猫の世話をする「キャットシッター」も増えている。

 中国最大の電子商取引(EC)サイト「淘宝(タオバオ、Taobao)」には、猫の食事の世話や犬の散歩を代行する店舗がたくさんある。料金は1回あたり30〜50元(約509~848円)程度。店と飼い主の間で「ペットに必要な食料と備品を準備し、すぐ分かる場所に置いておく」「貴重品は事前に保管しておく」などの確認をした上、ペットシッターはサービスの開始から終わりまで記録のためにビデオで撮影し、飼い主とも電話で連絡を取る。

 サービスを利用した飼い主の1人は「友達や近所の人に何度もペットを預けるのは気が引けるので、こうしたサービスは助かります。シッターさんも動物好きなので、大切にペットを世話してくれる。ビデオ通話で世話の様子も確認できるので安心です」と話している。(c)CNS-銭江晩報/JCM/AFPBB News