【5月18日 AFP】コロナ禍のインドで18日、西部沿岸部に上陸した大型サイクロン「タウテ(Tauktae)」により、少なくとも24人が死亡、100人近くが行方不明となっている。

 タウテは17日夜、西部グジャラート(Gujarat)州沿岸部に上陸。停電が発生し、数万人に影響が出た。倒木、送電線や電波塔の倒壊などの被害も発生した。

 タウテはこの地域を襲ったサイクロンとしては、過去数十年で最も勢力が強いものの一つ。しかし、近年の気象予報の精度の向上により、20万人以上が事前に、指定の危険地域から避難していた。

 ムンバイ当局は17日、数時間にわたって空港を封鎖。沿岸部に高波が打ち寄せる恐れがあるとし、市民に屋内にとどまるよう警告していた。(c)AFP/Sam Panthaky