【5月18日 AFP】(写真追加)大型サイクロンが直撃したインド西部ムンバイ沖で、17日から漂流していた国営石油会社の船舶が沈み、乗っていた273人のうち127人が行方不明になっていることが18日、明らかになった。インド海軍が発表した。

 インド国防省によると、これまでに救出されたのは146人。「海の状況が極めて厳しい」中、終日捜索が続く見込み。軍の艦船2隻とヘリコプターが捜索を支援しているという。

 17日には、大型サイクロン「タウテ(Tauktae)」の影響でインド西部沿岸は大しけとなり、大波で道路は冠水し、川のようになっていた。

 インド気象局によると、タウテは17日夜、風速51メートルの突風を伴う「極めて激しいサイクロン」となってグジャラート(Gujarat)州に上陸したが、18日朝には「非常に激しいサイクロン」にまで弱まった。(c)AFP