【5月18日 AFP】米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)は17日、将来の野球殿堂入り候補でロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)を自由契約となっていたアルバート・プホルス(Albert Pujols)と1年契約を結んだ。

 昨季のワールドシリーズ覇者であるドジャースは、41歳のスラッガーで本塁打をはじめ、打点や得点、そして出場試合で現役トップの数字を誇るプホルスの加入により、故障者が続出している今季の打線を補強した。

 6日にエンゼルスから戦力外通告を受けてリーグを揺るがせていた同選手の存在は、コディ・ベリンジャー(Cody Bellinger)やエドウィン・リオス(Edwin Rios)らチームの大黒柱が次々と故障に見舞われているドジャースにとって、新たな一塁手の選択肢となる。

 A.J.ポロック(A.J.Pollock)もけがで戦列を離れている中、昨季のワールドシリーズで最優秀選手(MVP)に選出されたコーリー・シーガー(Corey Seager)遊撃手も、チームが勝利した15日のマイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)戦で死球を受けて手を骨折した。

 プホルスはセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)時代の11年間でシーズン打率が3割を超えなかったのは1シーズンのみで、リーグで最も頼れる打者の一人だった。しかしながら、2011年に10年総額2億5300万ドル(約276億円)で契約を結んだエンゼルスでは打率が年間平均3割に届くことは一度もなく、今季も24試合に出場して.198に低迷していた。(c)AFP