【5月17日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2021)は16日、第9ステージ(カステルディサングロ~カンポフェリーチェ、158キロメートル)が行われ、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のエガン・ベルナル(Egan Bernal、コロンビア)がステージ優勝を飾り、総合首位にも浮上した。

 2019年のツール・ド・フランス(2019 Tour de France)覇者で、チームリーダーを務めるベルナルは、雲の上の未舗装路で上位集団を引き離すと、総合首位を争うライバルたちはこれについて行けず、ベルナルが山頂フィニッシュのステージを制した。

 森林限界を越える、今大会ここまでの最高度に達する平均傾斜9度、場所によっては12度に達する最後の急坂で、ベルナルはチームメートのジャンニ・モスコン(Gianni Moscon、イタリア)に先導されながら残り600メートルでアタックを仕掛け、冬にはスキー場になる未舗装路を力強く駆け抜けた。

 驚いたことに、ベルナルはこれが三大ツール(グランツール)で初のステージ優勝。しかも見事なお膳立てとレース運びを見せての勝利だった。ベルナルは「勝ったと言われたときは、いろいろな感情があふれた」とコメントし、「このステージで勝ちに行く予定はなかったが、チームメートから行けと励まされた」と明かした。

 トレック・セガフレード(Trek Segafredo)のジュリオ・チッコーネ(Giulio Ciccone、イタリア)が7秒差の2位、アスタナ・プレミアテック(Astana-Premier Tech)のアレクサンドル・ウラソフ(Alexandr Vlasov、ロシア)が同タイムの3位に入った。

 ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)とイスラエル・スタートアップネーション(Israel Start-Up Nation)のダニエル・マーティン(Daniel Martin、アイルランド)が10秒差でフィニッシュし、チームDSM(Team DSM)のロマン・バルデ(Romain Bardet、フランス)は12秒差で粘った。

 チーム・バイクエクスチェンジ(Team BikeExchange)のサイモン・イェーツ(Simon Yates、英国)も同じく12秒差で、総合首位から少し離されたが、大会はまだ厳しいステージが12個も残っている。(c)AFP