【5月16日 AFP】アジア・サッカー連盟(AFC)は15日、北朝鮮代表が2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)のアジア予選に今後は参加しないと発表した。

 理由は明らかになっていないが、韓国メディアは今月、新型コロナウイルスを懸念した北朝鮮が予選不参加の意向を表明したと報じていた。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、W杯アジア2次予選の大半は6月まで延期になっている。またAFCは4月、各グループの形式を1か国での集中開催にすることを発表していた。

 北朝鮮は2次予選グループHの5か国中4位だったが、残り3試合で首位トルクメニスタンとの勝ち点差はわずか1ポイントだった。北朝鮮の撤退を踏まえた順位について、AFCは、国際サッカー連盟(FIFA)の大会組織委員会に改めて諮った上で決断すると話している。

 北朝鮮は4月、新型コロナを理由に東京五輪の不参加も発表していた。(c)AFP