【5月16日 AFP】米国競馬のG1レース、第146回プリークネス・ステークス(146th Preakness Stakes、3歳、ダート約1900メートル)が3日、米メリーランド州ボルティモア(Baltimore)のピムリコ競馬場(Pimlico Race Course)で開催され、フラビアン・プラ(Flavien Prat)騎手騎乗のロンバウアー(Rombauer)が差し切っての優勝を飾った。

 オッズ12倍と人気はなかったロンバウアーだが、これでマイク・マッカーシー(Mike McCarthy)調教師に初となる米クラシック3冠のタイトルをもたらした。またプラ騎手にとってはクラシック2勝目となった。

 先日のケンタッキーダービー(147th Kentucky Derby)で優勝した後、薬物騒動のあったジョン・ベラスケス(John Velazquez)騎手騎乗のメディーナスピリット(Medina Spirit)は3着だった。

 ボブ・バファート(Bob Baffert)厩舎(きゅうしゃ)のメディーナスピリットには今週、大きな注目が集まっていたが、それはクラシック2冠目に対する期待から来るものではなかった。

 メディーナスピリットはレース14日前からの使用が禁止されているステロイド抗炎症薬のベタメタゾン(betamethasone)に陽性反応を示していたが、まだ「B」検体の検査結果が出ておらず、ケンタッキーダービー失格の可能性もある中で、関係者が今レースの出場にゴーサインを出していた。(c)AFP