【5月16日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2021)は15日、女子シングルス準決勝などが行われ、現全仏オープン(French Open)女王のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)と2019年大会覇者のカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が決勝で対決することが決まった。

 第15シードのシフィオンテクはこの日、まず雨のため前日から延期となっていた第5シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)との準々決勝を6-2、7-5で制すと、ダブルヘッダーとなった準決勝では17歳のコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)を7-6(7-3)、6-3で下した。

 19歳のシフィオンテクは、「タフになるのは分かっていた」と長い一日を振り返り、「期待せずにプレーし、一つずつ取り組むことにした」とコメント。2度の大会制覇を誇るスビトリーナを倒したことは「自分のテニスができていて、誰に対しても準備ができているということ」だとし、「大きな自信になった」と付け加えた。

 2月のアデレード国際(Adelaide International 2021)以来となるキャリア通算3勝目が懸かる決勝に向けては、「あしたも自分のテニスができれば、なんだってできると思う」と語った。

 一方、元世界ランキング1位で、今大会第9シードのプリスコバは6-1、3-6、6-2でペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)を退け、決勝に駒を進めた。

 イタリア国際では2019年に優勝、昨年は準優勝を経験しているプリスコバは、「どういうわけか、ここではリラックスできている」と話し、キャリア通算17勝目を目指すシフィオンテク戦に向けては、「彼女は去年のローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)の覇者。簡単にはいかないと思う」と警戒した。(c)AFP