【5月16日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督が、今季限りで退任する意向をすでに選手に伝えたと、同国メディアが16日未明に報じた。

 2022年まで契約を残すフランス人指揮官は、1週間前に選手に対し、シーズン終了後に退団すると伝えたという。ラジオ局オンダ・セロ(Onda Cero)とサッカー専門メディア「Goal.com」が報じた。

 Goal.comによれば、ジダン監督は「バルデベバス(Valdebebas)で行われたセビージャFC(Sevilla FC)戦前日の土曜日(8日)に選手に知らせた」という。

 オンダ・セロのリポーター、フェルナンド・ブルゴス(Fernando Burgos)氏は、ジダン監督の後任のリストにはイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)の元監督マッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)氏、クラブOBのラウル・ゴンザレス(Raul Gonzalez)氏、そして欧州選手権(UEFA Euro 2020)後にドイツ代表監督を退任するヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)氏の名前があるとしている。

 ジダン監督は15日、「変革のときはいつかやってくる」と退団を示唆し、「同じことしか言えない。何が起きるのかは分からない。今自分はここにいる。そしてあしたは試合をする。そうしたら残りは1試合になる」とコメントした。

 16日にアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)と対戦するレアルは、敵地サン・マメス(Estadio San Mames)で白星を逃し、同日ホームのワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)でアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)がオサスナ(CA Osasuna)に勝利した場合、リーグ王者の座を明け渡すことになる。

 レアルは残り2試合で首位アトレティコに2ポイント差をつけられている。(c)AFP