【5月17日 Xinhua News】中国北京市で建設中だった2022年北京冬季パラリンピックのカーリングとアイスホッケーの代表選手が使用するエアドーム型のトレーニングセンターが14日、完成した。

 建設を請け負った中国の建設大手、中国鉄建傘下の中鉄第五勘察設計院集団によると、敷地面積は9878平方メートル。館内には五輪規格のアイスホッケーリンク1面とカーリング場5レーンがあり、ハイビジョンビデオカメラとスコアリングシステムを備える。館内外全てにバリアフリー設計を採用し、障害のある選手が使いやすいようにした。

 高強度のポリエステル繊維膜を使用した空気膜構造物で、同社プロジェクトリーダーの張学坤(Zhang Xuekun)氏は「スマート制御の機械・電力設備で内部に風を送り込み、内部の気圧を外気圧より高くすることで建物の外郭を支える構造。館内にフレームや柱を設置する必要がない」と説明。工期や資材、エネルギーの節約につながり、環境に優しい建築構造になっていると語った。(c)Xinhua News/AFPBB News