【5月15日 AFP】フォーミュラワン（F1、F1世界選手権）は14日、新型コロナウイルス関連の渡航制限により、今季第7戦として予定していたトルコGP（Turkish Grand Prix 2021）の中止を発表した。同GPは2週間前、中止されたカナダGP（Canadian Grand Prix 2021）の代替レースとしてカレンダーに追加されたばかりだった。

「F1のチームが拠点を置く複数の国で新たに敷かれた渡航制限の発表により、トルコからの渡航に影響が出ること」が理由で、「トルコのプロモーターおよび利害関係者と協議した結果、6月11日から13日に行われる予定だったトルコGPの開催は不可能となった」とF1側は説明した。

　また、トルコGPの代替レースとして、6月25日から27日にシュタイアーマルクGP（Styrian Grand Prix 2021）が開催されることも発表され、今やF1の安全な避難場所となっているオーストリアでは7月2日から4日に予定されている同国GP（Austrian Grand Prix 2021）と2連戦が行われることになった。

　今回の変更により、第8戦に予定されていたフランスGP（France Grand Prix 2021）は日程が1週間前倒しとなり、6月18日から20日に開催されることになった。(c)AFP