【5月14日 AFP】(写真追加)アフガニスタン首都カブール近郊のモスク(イスラム礼拝所)で14日、爆発があり、警察発表によると、少なくとも12人が死亡、15人が負傷した。同国ではイスラム教の祝祭に合わせ、旧支配勢力タリバン(Taliban)と政府による停戦宣言により比較的平穏な状況にあったが、爆発によってその静寂は破られた。

 この日は、断食月「ラマダン(Ramadan)」の終わりを祝う大祭「イード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)」の2日目で、モスクで金曜礼拝を主導していたイマーム(宗教指導者)も死亡した。

 同国ではここ数週間激しい戦闘が続いていたが、13日から政府とタリバンが合意した3日間の停戦に入っていた。

 これまでのところ犯行声明を出した組織はなく、タリバンも関与を否定している。政府はこうした爆発が起きるとタリバンを非難するが、タリバン側は、戦闘の相手は政府軍であり、民間人は攻撃していないと主張している。(c)AFP/Emal Haidary with Rashid Durrani in Kandahar