【5月14日 AFP】米複数メディアは13日、同国大リーグ(MLB)の元スター選手アレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)氏らが、同国プロバスケットボール(NBA)のミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)を15億ドル(約1640億円)で買収することで契約間近であると報じた。

 地元紙ミネアポリス・スター・トリビューン(Minneapolis Star Tribune)は、ティンバーウルブズのグレン・テイラー(Glen Taylor)オーナー(80)が、米女子プロバスケットボール(WNBA)のミネソタ・リンクス(Minnesota Lynx)とともにチームを売却することで合意したと伝えたが、現時点で双方は正式な発表をしていない。

 さらには匿名の情報筋として、ロドリゲス氏が電子商取引の大物実業家であるマーク・ロア(Marc Lore)氏と50パーセントずつ出資すると報道。これにはNBA理事会の承認が必要となる。テイラー氏は売却の条件として、球団をミネソタ州にとどめておくことにこだわっているという。

 一方、米スポーツ専門チャンネルESPNは、チームのルイジアナ州ニューオーリンズ(New Orleans)移転を阻止するため1994年に8800万ドル(約96億円)でチームを買収したテイラー氏が、あと2シーズン運営を続けた後、2023年には実質的に所有権を完全移行する意向を示したと伝えた。(c)AFP