【5月14日 Xinhua News】中国陝西省(Shaanxi)西安市(Xi'an)で新たに建設された秦始皇帝陵銅車馬博物館で12日、「青銅の冠」の誉れの高い秦始皇帝陵の2号銅車馬が移設を終えた。

 秦始皇帝陵の銅車馬は1980年に出土して以降、人々の注目を集めてきた。同年の発掘と修復作業に参加した秦始皇帝陵博物院の呉永琪(Wu Yongqi)研究員によると、2組の銅車馬は発見時、埋め土の崩落により3千以上の破片に砕けており、8年にわたる修復作業を経て完全な姿を取り戻したという。銅車馬は始皇帝の馬車の豪華さを再現しただけでなく、古代の冶金(やきん)鋳造技術と車馬の接続方法が分かることから、極めて高い歴史的、科学的、芸術的価値を持つ。(c)Xinhua News/AFPBB News