【5月14日 Xinhua News】中国黒竜江省(Heilongjiang)チチハル市(Qiqihar)の専門技術員は12日、市内で起きた家畜の襲撃について、足跡と死んだ家畜の体につけられていた歯形の写真から、家畜を襲った野生動物の体格と捕食の特徴がオオカミと一致するとの暫定的な判断を示した。現場での調査の結果、動物は合計4匹いたとみられることも分かった。

 同市竜沙区大民街道大民村では先ごろ、飼育していた3匹のヒツジと犬が正体不明の野生動物にかみ殺されたと2世帯の住民から警察に通報があった。現場に残されていた動物の足跡は、同区が提供した写真から成人の手のひらほどの大きさであることが分かる。

 地元では夜間の外出を控えるよう通知が出され、若者によるパトロール隊が24時間見回りをしている。また、各担当部門が協力してこの野生動物を捕獲する準備を進めている。(c)Xinhua News/AFPBB News