【5月14日 AFP】20-21スペイン1部リーグは13日、第36節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はグラナダ(Granada CF)を4-1で下し、残り2試合になる中で首位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)にプレッシャーをかけ続けた。

 この試合で勝利を逃すと、今週末にアトレティコに自力での優勝を決められてしまう可能性があったレアルだが、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)やロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)、アルバロ・オドリオソラ(Alvaro Odriozola)、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がゴールを挙げ、敵地で快勝を収めた。

 アトレティコは今週末のオサスナ(CA Osasuna)戦に勝利し、レアルがアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)とのアウェーゲームに勝てなければ優勝が決定するが、今季の優勝争いは驚きの連続となっており、まだ何も確約されていない。

 勝ち点2差でアトレティコを追うレアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「まだ踏みとどまっている」と述べ、「まだ2試合残っている。われわれは任務を果たす必要があり、きょうはそれができた」と続けた。

 レアルの守護神ティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)は「僕らにできるのは、アトレティコにプレッシャーをかけ続け、彼らが残りの2試合で勝利しないよう願うことだけ」とコメントした。「僕らは迫っている。ミスをする余裕はない」

 3位につけるFCバルセロナ(FC Barcelona)にもリーグ制覇の可能性は残されているが、11日に行われたレバンテ(Levante)とのアウェーゲームを3-3で引き分けたことで厳しい立場に立たされることとなり、逆転優勝のためには2試合で4ポイント差をひっくり返す必要がある。(c)AFP/Thomas ALLNUTT