【5月14日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2021)は13日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は6-3、6-3でロシアのベロニカ・クデルメトワ(Veronika Kudermetova)を下し、ベスト8入りを決めた。準々決勝では17歳コリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)と対戦することが決まり、「極めて危険」な相手との試合になると警戒している。

 世界ランキング1位で現在25歳のバーティは、前週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2021)決勝で同4位のアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)に敗れており、今大会第7シードの同選手との3回戦を7-5、6-3で突破して今季4度目の8強入りを果たした同35位のガウフとの初対戦は、全仏オープンテニス(French Open 2021)に向けて調整を進めている中で、用心すべき試合になると認めた。

 ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)に出場するのは優勝した2019年大会以来となるバーティは、「ココ(ガウフ)は、これまで最も厳しい相手に対して最高のテニスをしたいという意志を示してきた」と話すと、「彼女は極めて危険な相手。これまで並外れたプレーを見せている」と評価した。

 さらに、「この試合は新たなチャレンジであり、自分たちは白紙状態で戦うことになると思う。試合中には、お互いに少しずつ探りを入れようとする時間があるはず」と予想しつつ、「新たな経験になるだろうけれど、わくわくするような試合になることは間違いない」と期待感も示した。

 一方、第5シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)は、全仏とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)の元女王である第12シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)を6-4、6-2で退け、第15シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)との準々決勝に駒を進めた。(c)AFP