【5月14日 Xinhua News】中国上海市に隣接する江蘇省(Jiangsu)蘇州市(Suzhou)の太倉港では、毎週21便の貨物船が日本の関東地方や韓国仁川などに向けて出港し、日韓両国と蘇州、長江デルタ地域(上海市、江蘇省、浙江省、安徽省)、長江沿線地域の経済・貿易を緊密化させている。

 太倉港からは現在、日本と韓国への22航路が運航しており、日本へは19航路、週18便が東京、横浜、名古屋、大阪など日本各地の10港に向かう。韓国へは仁川、釜山などに直行する3航路が週3便運航している。

 太倉港と江蘇省南京市(Nanjing)の下関港は、船舶と鉄道、船舶とトラックの国際複合一貫輸送により、華東地域や長江デルタ地域と日本各地を3~4日で結ぶドア・ツー・ドアの速達サービスを実現している。韓国向けでは、太倉港を出港した貨物がわずか2日で仁川港に到着する。

 物流の効率と利便性の高さを強みとする太倉港には、日韓両国の多くの企業が進出し、同港を拠点に中国市場の開拓を進めている。(c)Xinhua News/AFPBB News