【5月13日 AFP】ロシア中部タタルスタン(Tatarstan)共和国の首都カザン(Kazan)で生徒と教職員ら9人が殺害された学校銃撃事件で、現地の裁判所は12日、拘束された容疑者の起訴前勾留を命じた。

 イリナーズ・ガリヤビエフ(Ilnaz Galyaviev)容疑者(19)は11日、ショットガン1丁と少なくとも1個の即席爆発装置を持って、単独でカザンの第175学校を銃撃した。

 ロシアは学校襲撃事件が比較的少なく、事件の衝撃は全国に広がった。

 カザンの裁判所は12日、ガリヤビエフ容疑者に2か月間の勾留を命じた。捜査当局は、同容疑者の脳に障害があるとしている。

 黒い服を着用し、手錠を掛けられて出廷したガリヤビエフ容疑者は落ち着いた様子だった。捜査当局によると、同容疑者は殺人で正式に訴追されており、本人も犯行を認めている。(c)AFP/Andrey BORODULIN