【5月13日 AFP】米経済誌「フォーブス(Forbes)」は12日、2021年版の世界で最も稼ぐスポーツ選手を発表し、総合格闘技のコナー・マクレガー(Conor McGregor、アイルランド)が約1億8000万ドル(約197億円)でトップだった。

 アイルランド出身で32歳のマクレガーは、2020年は1月のドナルド・セローニ(Donald Cerrone、米国)戦しか行っておらず、そのファイトマネーは2200万ドル(約24億円)だった。

 元配管工のマクレガーが2020年に得た収入の大半は、自身が手がけたウイスキーブランド「プロパー No.12(Proper No. Twelve)」の株式売却をはじめとしたビジネス収入で、その額は1億5800万ドル(約172億円)だった。

 2020年の収入が1億ドルを超えたスポーツ選手は、マクレガーを含めわずか4人だった。

 2位は1億3000万ドル(約142億円)でスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi、アルゼンチン)、3位は1億2000万ドル(約131億円)でイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)でプレーするクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo、ポルトガル)とサッカー選手が入った。

 4位は米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)のQBダック・プレスコット(Dak Prescott、米国)で1億750万ドル(約117億円)だった。その収入の大半は、カウボーイズと4年総額1億6000万ドル(約175億円)で契約を延長した際の契約ボーナス6600万ドル(約72億円)となっている。

 5位は米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)をファイナル制覇に導いたレブロン・ジェームズ(LeBron James、米国)で、収入は9650万ドル(約105億円)だった。

 6位は9500万ドル(約104億円)でフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)でプレーするネイマール(Neymar da Silva Santos Junior、ブラジル)が入った。

 2020年は全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)にしか出場しなかったテニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)だったが、それでもトップ10入りした。四大大会(グランドスラム)通算20勝のフェデラーは9000万ドル(約98億円)の大半を広告収入で稼ぎ、7位に入った。

 以下8200万ドル(約89億円)でフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton、英国)、7600万ドル(約83億円)でNFLタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)のQBトム・ブレイディ(Tom Brady、米国)、7500万ドル(約82億円)でNBAブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)のFWケビン・デュラント(Kevin Durant、米国)が入った。(c)AFP