【5月12日 AFP】ボツワナとザンビア国境に流れるザンベジ川(Zambezi River)を渡る橋が10日、開通した。

 全長923メートルのカズングラ橋(Kazungula bridge)は鉄道・道路併用橋。両国はこれまでフェリーで結ばれていた。あらゆる手続きを一本化する国境管理施設も設置された。

 この事業は、国境付近の混雑解消を目的としたもので、アフリカ開発銀行(AfDB)や国際協力機構(JICA)、地方自治体などの共同出資のもとで行われた。2億5900万ドル(約280億円)規模のプロジェクトの着工は、2014年12月だった。

 ザンビアのカズングラ(Kazungula)で行われた開通式で、同国のエドガー・ルング(Edgar Lungu)大統領は、ビジネスコストの削減の他、「貿易や競争力の強化、雇用創出、観光といったプラスの波及効果が期待できる」と述べた。(c)AFP