【5月12日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間11日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は330万6037人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億5883万3250人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 10日には世界全体で新たに1万375人の死亡と64万7178人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの3876人。次いでブラジル(889人)、アルゼンチン(496人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに58万2153人が死亡、3274万4406人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は42万3229人、感染者数は1520万9990人。以降はインド(死者24万9992人、感染者2299万2517人)、メキシコ(死者21万9089人、感染者236万6496人)、英国(死者12万7609人、感染者443万7217人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはハンガリーの298人。次いでチェコ(278人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(270人)、モンテネグロ(246人)、ブルガリア(245人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が109万5976人(感染5163万4229人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が95万7585人(感染3001万2330人)、米国・カナダが60万6808人(感染3403万1072人)、アジアが38万4163人(感染3034万1148人)、中東が13万5708人(感染812万5246人)、アフリカが12万4737人(感染464万4751人)、オセアニアが1060人(感染4万4477人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP