【5月11日 AFP】英ロンドン南西部を流れるテムズ川(River Thames)に迷い込んだミンククジラの子どもが10日、安楽死させられた。

 体長3〜4メートルのこのクジラは、9日に水門付近に迷い込んで抜け出せなくなっているところを発見され、英王立救命艇協会(Royal National Lifeboat InstitutionRNLI)の隊員らが救出活動を行ったが、海には戻らず、再び上流に向かっていた。

 10日もRNLIの隊員らがクジラの体に水をかけるなどして救出活動を行ったが、ロンドン動物園(ZSL London Zoo)の獣医師らが診察し、安楽死させた。

 この日は、クジラを一目見ようと多くの人がテムズ川に集まった。ロンドン南西部在住のジェイク・マンケト(Jake Manketo)さん(20)は、「かわいそうなクジラを最初に見たときはびっくりした。めったにないことなので」と語った。

 ミンククジラは大型鯨類の中で最も小さく、体長は最大でおよそ10メートル。通常は北大西洋と北太平洋で見られるが、北は北極圏、南は赤道付近でも発見されている。

 映像はクジラの救出を試みる隊員ら、9日撮影・提供。(c)AFP