【5月11日 AFP】米食品医薬品局(FDA)は10日、米製薬大手ファイザー(Pfizer)と独製薬ベンチャーのビオンテック(BioNTech)が共同開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可の対象年齢を、これまでの16歳以上から12歳以上に引き下げることを承認したと発表した。

 FDAのジャネット・ウッドコック(Janet Woodcock)長官代行は声明で、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)との闘いにおける重要な一歩」と述べた。「これまでより若い世代をCOVID-19から守り、日常の回復とパンデミックの収束に近づくことができる」

 FDAによると、米疾病対策センター(CDC)には昨年3月1日から今年4月30日までに、11~17歳の新型コロナウイルス感染例約150万件が報告されている。COVID-19は一般的に子どもでは軽症だが、症状が重くなりがちな大人に感染させる恐れがある。(c)AFP