【5月10日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は329万4812人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億5822万1430人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 9日には世界全体で新たに1万378人の死亡と68万6590人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの3754人。次いでブラジル(1024人)、コロンビア(495人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに58万1755人が死亡、3270万7993人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は42万2340人、感染者数は1518万4790人。以降はインド(死者24万6116人、感染者2266万2575人)、メキシコ(死者21万8985人、感染者236万5792人)、英国(死者12万7605人、感染者443万4860人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはハンガリーの295人。次いでチェコ(277人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(268人)、モンテネグロ(245人)、北マケドニア(244人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が109万2979人(感染5155万82人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が95万4972人(感染2993万1605人)、米国・カナダが60万6381人(感染3399万4659人)、アジアが37万9747人(感染2997万589人)、中東が13万5224人(感染809万4629人)、アフリカが12万4449人(感染463万5864人)、オセアニアが1060人(感染4万4011人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP