【5月10日 AFP】中国医薬品大手の上海復星医薬集団(Shanghai Fosun Pharmaceutical Group)は9日、子会社がドイツ製薬ベンチャーのビオンテック(BioNTech)と合弁会社を設立し、新型コロナウイルスワクチンを製造することで合意したと明らかにした。

 発表によると、共同事業は2億ドル(約220億円)規模で、上海復星医薬産業発展(Shanghai Fosun Pharmaceutical Industry Development)が最大1億ドル(約110億円)相当の資金や年間最大10億回分のワクチンを製造できる施設を提供する。

 両社が折半出資する合弁会社の契約期間は15年で、上海で法人登録される。

 発表によると、ビオンテックは「関連する製造技術のライセンスやノウハウ」などを提供するという。(c)AFP