【5月15日 CGTN Japanese】中国では、5月9~15日が第30回となる全国都市節水宣伝ウイークです。今年のテーマは「新たな発展理念を貫徹 節水型都市を建設」です。

 中国住宅都市農村建設部の最新データによれば、2012年から2020年にかけての全国の都市の節水量は累計453億立方メートルに達しました。この水量は、中国北部の水不足を解消するための南部の水を北方に送る「南水北調」の中線(湖北省と河南省内にある丹江口ダムで取水して北京などに送水)プロジェクトの年間送水量の5倍に相当するとのことです。そして、中国では130市が節水都市になりました。これらの都市は、全国都市部の58.5%以上の水を消費しています。

 また、都市部における再生水の使用量も昨年(2020年)時点で2012年時の5倍に相当する146億立方メートルに達し、都市部供水総量の23.2%を占めるようになるなど、大幅に増加しました。

 さらに、雨水の再利用という「スポンジ都市」の建設理念が都市の計画・建設・管理の各分野に盛り込まれるようになっています。2020年末までに、全国での雨水資源の年間使用量は3億5000万トンに達したということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News