【5月10日 AFP】21F1第4戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2021)は9日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が見事なタイヤ戦略もあってレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)を2位に抑え、大会5連覇を果たした。

 2度のタイヤ交換という驚きの戦略で通算98勝目を挙げたハミルトンは、ドライバーズランキングで2位フェルスタッペンとの差を14ポイントに広げた。

「チームによる本当に素晴らしい戦略だった。何という日だろう!」と笑みを見せたハミルトンは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が始まって以来、珍しく観戦が認められた一部のファンに感謝し、「素晴らしい光景。長く目にしていなかった英国旗が見えたし、最高の気分だ。もう一度やれるように感じる」と話した。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)はマシンが停止するアクシデントに見舞われ、7周目でのリタイアを強いられた。停止したマシンを撤去するためすぐにセーフティーカーが導入され、角田は「エンジンストップ」を嘆いた。

 3位にはハミルトンのチームメートであるバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が入り、フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が4位、レッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が5位となった。(c)AFP