【5月9日 AFP】(更新)地表への落下が懸念されていた中国の大型ロケット「長征5号B(Long March 5B)」の残骸が9日、大気圏に再突入し、インド洋に落下した。国営中国中央テレビ(CCTV)が中国有人宇宙プログラム室(CMSEO)の情報として報じた。

 CCTVは「2021年5月9日午前10時24分(日本時間同11時24分)に最終段階の残骸が大気圏に再突入し、落下地点は東経72.47度、北緯2.65度」と伝え、インド洋上の地点の座標を示した。

 大気圏に再突入する際に残骸の大部分は分解、破壊されたという。

 米軍のデータを使用する監視サービス「スペーストラック(Space-Track)」も再突入を確認し、「長征5号Bの再突入を追っている人たちは安心しても大丈夫だ。ロケットは落下した」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 また、別の投稿で「インド洋に落下したと考えているが、@18SPCS(第18宇宙管制飛行隊)の公式データを待っている」とした。(c)AFP