【5月8日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間8日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は327万2332人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億5679万180人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 7日には世界全体で新たに1万3882人の死亡と84万4761人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの4187人。次いでブラジル(2165人)、米国(826人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに58万901人が死亡、3265万2028人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は41万9114人、感染者数は1508万2449人。以降はインド(死者23万8270人、感染者2189万2676人)、メキシコ(死者21万8657人、感染者236万1874人)、英国(死者12万7598人、感染者443万1043人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはハンガリーの294人。次いでチェコ(277人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(268人)、モンテネグロ(244人)、北マケドニア(243人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が108万9329人(感染5136万6755人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が94万8402人(感染2971万364人)、米国・カナダが60万5417人(感染3392万1943人)、アジアが37万378人(感染2910万5996人)、中東が13万3851人(感染802万1585人)、アフリカが12万3895人(感染461万9579人)、オセアニアが1060人(感染4万3967人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP