【5月10日 Xinhua News】中国海南省(Hainan)海口市(Haikou)で7日、第1回「中国国際消費財博覧会」が開幕した。中国初となる良質の消費財をテーマにした国家級展示会で、69カ国・地域から648社、1365ブランドが出展した。

 日本からは資生堂(SHISEIDO)や花王(Kao)、オムロン(Omron)、パナソニック(Panasonic)、キヤノン(Canon)など40社、89ブランドが参加し、中国市場のさらなる開拓を目指す。

 総面積8万平方メートルのうち、国際展示エリアが6万平方メートルを占め、「ファッション・生活」「宝飾品・ダイヤモンド」「高級食品・健康食品」「旅行・暮らし」「総合サービス」の五つの専門展示エリアが設けられた。会期中は日本やスイス、アラブ首長国連邦(UAE)、フランス、インドネシアなど21カ国の大使館関係者50人近くが来場するほか、複数の国際ブランドが計81回の初公開イベントを予定している。

 資生堂は博覧会初日の同日、経営戦略と新製品を発表した。傘下の高級スキンケアブランド「ザ・ギンザ(THE GINZA)」と自然派ブランド「バウム(BAUM)」を日本以外の市場で初めて販売する方針を明らかにし、日本で人気の高い製品を数多く紹介した。同社中国地域本社の藤原憲太郎最高経営責任者(CEO)は「資生堂は中国国際輸入博覧会に2年連続で参加しており、中国の化粧品市場の潜在的な大きな可能性を感じた」と説明。「迅速に回復した中国経済と中国市場の未来は十分に明るく、先行きに自信を持っている」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News