【5月9日 CNS】北京市は高レベルの自動運転を行う「スマートコネクテッドカー政策先行エリア全体実施案」を承認し、試験運転や有料タクシーの実験を行うエリアを発表した。政策先行エリアは、北京市内の亦庄ニュータウン内の計画区域225平方キロメートルと、京台高速、京津高速、大興国際空港高速などの高速道路・高規格幹線道路の6本・計143キロ。

 北京市では既に200本の道路で自動運転のテストを行い、走行距離は268万キロを超えているが、都市道路の無料運転に集中していた。

 北京経済技術開発区管理委員会の孔磊(Kong Lei)副主任は「6月には高速道路での自動運転について具体的な規則を発表する見込みだ」と説明。政策先行エリアでは有料の自動運転タクシーを運行する。料金設定はこれから検討する。

 また、現在の自動運転テストでは安全担当者が乗車しているが、今後は完全無人化を検討。孔氏は「現在は運転席に座っている安全担当者が段階的に助手席、後部座席へと移動し、最後は完全無人化にする」と話している。(c)CNS-新京報/JCM/AFPBB News