【5月6日 AFP】国際自動車連盟(FIA)は5日、2022年から世界ラリー選手権(WRC)で持続可能燃料のみを使用すると発表した。

 合成物質とバイオ燃料成分をブレンドした化石を含まない炭化水素ベースの燃料は、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)を含めたFIAの世界選手権シリーズで初めて採用されることになる。

 FIAのジャン・トッド(Jean Todt)会長は「ハイブリッド技術とともに持続可能燃料を導入することで、われわれは2022年に世界ラリー選手権の新たな時代に向けた重要な一歩を踏み出す」と発表した。

 現在世界ラリー選手権に参戦しているヒュンダイ(Hyundai)、フォード(Ford)、トヨタ(Toyota)の3チームは2024年まで契約を延長。同選手権は2022年からハイブリッド化される。

 使用される燃料は、3年契約を結んだアイルランドのP1レーシング・フューエル(P1 Racing Fuels)が単独提供する。(c)AFP